イスラエル建国は革命行為か?

 


<ご質問>
イスラエルの暴力によるパレスチナ占領を批判するならば、その建国も批判せざるを得なくなるのではないでしょうか。


<お答え>
イスラエルの建国は、当時のパレスチナの統治者であったイギリス政府が正式にバルフォア宣言(*)として許可したものですから、イスラエル側においては、正当な権利であり、けっして革命的行為、侵略ではありません。

しかし、イギリスは、アラブとの間にこの協約と矛盾するフサイン・マクマホン協定(**)を結んでおり、これが今日のパレスチナ問題の根本的な原因になっております。

イスラエルにとってパレスチナにおける領土獲得は、イギリスに対しては正当な権利でありますが、それと同時に、パレスチナ人にとっては侵略行為になりました。

今日、この起源を考えると、イスラエルとパレスチナ双方に自らの主張に正当な理由があるため、話し合いによる平和的な調整以外に正しい解決法はないと考えます。

あくまでもイスラエルが貫くべき姿勢は、パレスチナ人との話し合いに基づく共存共栄であり、現在のシャロン政権のような強圧的な方法は正しい方法とは言えません。



(*)バルフォア宣言
 第一次大戦中、イギリスが、外相バルフォアの名前で、イギリス・シオニスト連盟会長ロスチャイルドに送った書簡の中で、「パレスチナにユダヤ人の民族的郷土を建設する」ことに同意をしめしたもの。
 イギリスが第一次大戦において戦局を有利に進めるため、ヨーロッパやアメリカのユダヤ人の支持を獲得し、また、ユダヤ系財閥の財政的支援を取り付けるために出された宣言であり、明らかに「フサイン・マクマホン協定」とは矛盾する。

(**)フサイン・マクマホン協定
 第一次大戦中、メッカのシャリーフ(守護職)フサインと、 イギリスの高官、マクマホンの間で結ばれた協定。イギリス政府は、オーストリア、ドイツ側に立って参戦していたオスマン・トルコを切り崩すため、アラブ勢力がオスマン・トルコに対して反乱を起こすことの見返りに、「アラブ人の独立を承認し、支持する用意がある」との約束を取り付けていた。アラブ人はこの協定にもとづき、1916年6月、トルコに対する反乱に立ち上がった(「アラビアのロレンス」で有名なアラブの反乱)。


以上用語解説は、以下より引用。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/1670/exp.html#5

 

 

03/03/18

 

 

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