アイドルになるな

 

ジョン・レノンは、青年の頃、若い女性たちが銀幕に映ったエルビス・プレスリーに向って黄色い声を挙げるのを見て、「これだ!」と思ったと、語っている。女性にもてて金も儲かるなんて、アイドルは、なんてステキな商売だと思ったのだろう。
見事にアイドルになることに成功した彼は、しかし、皮肉なことにファンであるマーク・チャップマンに殺害される。
アイドルになるということは恐ろしいことである。
聖書は、偶像(アイドル)の本体は悪霊であると教えている。
悪霊は、自ら神になろうとして堕落した霊なので、喜んで偶像に憑依する。偶像に向って拝礼する人々を、悪霊たちは、その像の中から満足げに見ている。彼らは礼拝されることが大好きである。だから、礼拝されそうなカリスマ的人物や、崇められることを願っている傲慢な人々を探して、目の前に「人気」と「お金」という人参をぶらさげ、彼らと秘密の契約を結ぶ。
しかし、悪霊の最終目的は、人間の破壊にあるから、彼らは最後にアイドルを裏切る。アイドルは悪霊に翻弄されて、ついに悲惨な最期を迎える。
有名になることや人気者になることを願ったり、金儲けに走ることがいかに危険か、霊の世界についての知識があれば、すぐに分かるはずである。

 

 

02/07/21

 

 

 ホーム

 




ツイート