日本人向けの伝道論の危うさ

 

日本人伝道のために、ということで様々な方法が提示されること自体は間違いではないですが、それが、聖書の教理そのものを塗りかえることになるならば、非常に問題であると感じます。
よく、「日本人は欧米人と違って…だから」と、「日本人特殊論」が言われるわけですが、日本人の特殊性は、「堕落した人間の特殊性」一般から外れていません。つまり、欧米人であれ、日本人であれ、アフリカ人であれ、罪を帯びた人間は共通した欠陥があり、それを解決するには、聖書の教えのハードルを下げるのではなく、聖書の教えをそのままにして、聖書の教えとともに働く「聖霊の奇跡」を期待する以外にはないのです。
例えば、「地獄をつきつけて伝道するのは日本人には向かない」と言われますが、地獄を嫌うのは何も日本人に限ったことではありません。脅迫されることはどの民族でも嫌いなのです。しかし、神は、この脅迫を用いて人を救ってくださるのです。この脅迫を避けた伝道は、表面的ないつわりのリバイバルしか生み出しません。

 

 

02/07/15

 

 

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