必要なたんぱく質を偶然に獲得する確率

 

 ATPが生じるには、酵素によって進む複雑な化学反応を経なければならないわけですが、その酵素を構成する適当なたんぱく質を偶然に獲得するということはまず、奇跡以外を期待することはできないでしょう。これは、たんぱく質を構成するアミノ酸の組み合わせを考えてみるとわかります。アミノ酸は20種類ありますが、100個のアミノ酸からなる小さなたんぱく質を偶然によって得られる確率は、20の100乗分の1、つまり、10の130乗分の1ですね。宇宙に存在する陽子の総数が10の80乗個であると言われていますから、これがいかにありえない話であるか推して知るべしでしょう。

 

 

 




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