クローン技術について2

 

遺伝子操作技術との組合せにより、より品質の高いクローン作物や動物が生まれる可能性が出てきた。

優秀な遺伝子を持つものを多数誕生させることができれば、例えば、人間の場合、同じ遺伝子を持つ臓器を培養して移植に使うことができれば、拒絶反応を防ぐことができる。

しかし、同じ遺伝子を持つ人間を人工的に生み出してよいのか、という疑問が残る。その人間は魂を持つのか。

そして彼の臓器を取り出してもよいものか。

ナチスのメンゲレが行った人体実験、日本陸軍が中国東北地方において行った人体実験を見るまでもなく、医療や生物学から倫理や宗教性を奪えば、人間は、科学の名を借りてきわめて悪魔的なことも行うことができるようになる。中国において、当時の軍医によれば、人肉を食べることがあったという。

これらの歴史的事実やオウム事件からも分かるように、「教養や専門知識が高ければこういった蛮行は防げる」という迷信は徹底否定された。人間は、高い教養や専門知識を持っていても、それらの知識をサリンの製造のために利用することもあるのだ。

だから、我々は、問題は「霊」にあることに気づく。

どれほど人間が知識を得て、技術を高めても、サタンに勝つことはできない。サタンは、人間よりもはるかに力がある。生まれながらの人間は、サタンの支配下にあるので、いくら自分には知恵と知識があると誇っていても、彼等は依然としてサタンの奴隷である。

サタンは彼らの高度な知識や技術を悪を行うために利用しようとする。だから、知識や技術では問題は解決しない。

人間は、まず「霊」において復活しなければならない。霊の復活があれば、その霊は聖書による神の導きにより悪を継続的に行うことができなくなる。そういった人々が増えることにより、抑止力が働き、そのような悪を民族単位、国家単位で行うことがなくなる。(*)

 

 

(*)しかし、今日のアメリカを見れば分かるが、そのような人々が増えても、サタンは彼らに「クリスチャンはこの世界に関わるべきではない」という教えを吹き込んだために、クリスチャンが抑止力にならない場合もある。聖書から正しい知識を得なければ、霊だけでもダメであることは明らかだ。

 

 

02/03/09

 

 

 

 

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