ランダムで光合成ができるかぁ?

 

「ランダムなだけの突然変異だけを考えれば確率的にできそうも無いアミノ酸配列が、自然選択の介入により比較的簡単に出来てしまう。…
生物でなくとも自己複製機能を持つ限りは、何らかの選択が淘汰圧として働き得る。だから、物質の進化にも方向性が生じうることになんの不思議も無い。」
進化論ってのは、ここまで人間の脳みその機能を損なうんだなあ。マインドコントロールって、ホントにこわいわ。

光合成のシステムが完成するまでの無数のステップにおいて、葉緑体の前身はまったく有利な形質を獲得できないわけだから、その間、淘汰もへったくりもないわけよ。

淘汰というからには、生存に有利な形質を持つものとそうでないもの、つまり、「生存力において差異を持つ選択可能な対象」がいくつかなければならないわけだ。でも、光合成において、それが完成されず、光からいかなるエネルギーも作り出すことができない中途半端な形質がいくつそろっても、それは「生存力において差異を持つ選択可能な対象」にはならない。

どちらも無能なのになんで淘汰ができるの?

Aという化学変化が起きた葉緑体の前身と、それにBという化学変化が追加されたそれとの間に淘汰が成立するためには、A+Bがその生物の生存に有利に働くということがなければならんのだ。

AもA+Bもどちらも無能なら、仮にA+Bが残ったとしても、それは淘汰とはイワン。ただの、偶然だろ。

偶然による選択に期待するなら、秩序は崩壊するしかない、と言ったはずだな。

ランダム+ランダム+ランダム+ランダム+ランダム+…=メチャメチャ

 

 

03/03/01

 

 

 ホーム

 




ツイート