人事を尽くして天命を待つ

 

世界の回復の仕事は、人間と神様の共同作業です(救いに関しては神様の一方的な活動ですが)。

6日働いて、1日休む、という原理は、人間の労働6に対して、神様の働き1の割合があることを示しています。「信仰があるなら、医療など頼る必要はない。」という人々(ホーリネス系に多い)がいますが、これは間違いで、人間の側では最善を尽くす必要があります。人間は医学を発達させ、人間として出きる最善を尽くします。しかし、それだけで、病気が治るということになると、「ヒューマニズムの自律思想」になってしまいますので、必ず、神の側の癒しが必要です。

私たちは、かぜが治ると、体力が回復したから、とか、栄養を取ったから、とか、薬が効いたから、と言います。これは、正しいのですが、それだけではありません。そこに、神の癒しが必ずあるのです。私たちが気づこうが気づくまいが、癒しは常にあります。

なぜならば、「地を従えよ」との被造物支配の命令は、「人間の労働+神の恩寵」でしか成就できないからです。

人間は、最善を尽くして、その後、神におゆだねします。すると、神が事を行ってくださいます。

 

 

2001/09/01

 

 

 




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