子供にとっての一番の迷惑

 

 自分の子供に対する一番の迷惑は、子供を甘やかすことである。

 子供にとって、きちんとした社会的な訓練をされないままに、社会に放り出されることくらい迷惑なことはない。

 新潟の少女監禁犯は、年老いてできた子だったため溺愛されて育ったという。

 家庭においてワガママを通させることによって、心の耐性が失われ、何事にも我慢ができなくなり、社会に適応できない人間になった。

 最近、こういった人間が事件を起こすことが多くなったというのは、戦後の「権利偏重教育」の結果である。

 学校崩壊が進んでいるという。

 愛知県の学校で、授業の様子をテープに録音したのを聞いた人が、ほとんど喧騒だけで、教師の声が聞こえなかったという。

 ルールを守らない人間にまで平等に機会を与えるからこういった混沌が広がっている。

 騒ぐことをやってそれを何度も繰り返すならば、そこで放校にすればよい。

 どの社会においても、ルールとか規則を守れない人間は、その社会にいる資格を失う。

 市場主義社会においては、マーケットの意向に沿わない人間や会社はすぐに排除される。客の要求にこたえることができない人間や会社の商品は売れなくなる。

 これが現実である。そして、この現実に対応できなければ、家に閉じこもって家族に当り散らす「小さな神」になる以外にはない。

 教会において説かれる「愛」がこのような無秩序人間を作っているとすれば、それは愛ではない。

 教会の礼拝中に自分の子供がギャーギャー騒ぐのを見て何も感じなくなったら、その人は相当「愛」にやられてしまった。

「むちを控える者は、自分の子を憎む者である。」

 

 



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