一と多のバランス

 

まさに、日本も世界も一と多のバランスをとることに苦労していると思います。

アメリカ流の個人主義が極端に進むと家庭と社会の崩壊がやってきます。

シングル・マザーが増えて、白人社会も黒人社会と同じように、家庭が崩壊し、しつけができず、悪に走る子供たちが多くなります。

かといって、イラクのような独裁に進むと個人の自由がなくなってしまいます。

個人の自由が最大限に発揮されて、しかも、調和があるようなシステムは、聖書の教えにしたがって社会や国の運営をする以外になく、聖書的であればあるほど、そのような社会が実現され、聖書的でなければないほど、バラバラか独裁のいずれかの社会に行きます。

日本の社会は、「先輩・後輩」の上下タテ社会です。これは、人間崇拝からやってくる人間関係であり、神の信仰がないために、人間を「神の代用品」として拝み、頼るシステムです。信頼できる神がいなければ、当然、人間に依存せざるを得ないので、派閥やラインを作って依存するようになります。

これは、徳川の鎖国時代の名残で、社会がある程度安定した高度成長時代にはまだ通用してきましたが、変化の多いこれからの時代は、難しくなると思います。日本人の特質ともなってきた組織依存の体質は、変化の時代には通用しませんので、早晩、日本人がクリスチャンになることを妨げ、成長を阻害してきた「人間崇拝」は廃れていくと思います。

 

 

02/02/26

 

 

 

 

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