プラス思考とマイナス思考

 

<ご質問>

簡単にいうと、後千年王国主義者というのは、楽観的、良く言えばポジティブということでしょうか。

<お答え>

そうです。

 

<ご質問>

また、前千年王国主義というのは、以前のメールの中で「世界の終末において、反キリストという一人の独裁者が世界を支配し、教会は迫害され、クリスチャンのなした文化的な営為はすべて水泡に帰すると考える」という部分がありました。

ということは、前千年王国主義者はネガティブで、いずれ滅びるという世界の終末に向かって何を目標に生きているのでしょうか。

<お答え>

ただ、人々に福音を伝えて、死後天国に行くためのキップを渡すことを目指しています。

 

<ご質問>

アメリカという国が前千年王国説から後千年王国説に変わりつつあるということは、人々は自分たちの将来に対して、努力次第でいくらでも報われるのだ、金持ちは生まれながらにして運命つけられていたのではなく、どんなにまずしくても、金持ちになることはできる。

そういうプラス思考の方向になっているということでしょうか。

<お答え>

そうです。

もともと、アメリカの文化の基本にはこのようなプラス思考がありましたが、福音主義のクリスチャンは、第1次世界大戦後、ディスペンセーショナリズム(契約期分割説)が唱える前千年王国説によって、マイナス思考、彼岸志向(現世における改革や繁栄をあきらめて死後の世界での幸福だけを求める)に変わってしまいました。

ですから、前千年王国説の神学的誤謬が明らかにされ、人々が後千年王国説を信じるようになれば、再びアメリカにおいてクリスチャンが文化に対して大きな影響力を持つことでしょう。

 

<ご質問>

もし、これらのことに関してわかりやすい本など、書店で手に入るおすすめのものがありましたら、是非教えて下さい。

<お答え>

『福音の勝利―聖書的終末論への導入』(ラルフ・A・スミス著  福音総合研究所出版部訳 1998年刊 定価 1,100 (税・送料別) )(http://www.berith.com/Escshohinintro.html)があります。

 

02/01/17

 

 

 

 



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