死後の世界

 

<ご質問>

1、福音書を記したヨハネは、本当にイエス様が再臨される時まで、

死なずにこの世に残って待っているのでしょうか?

 

<お答え>

ヨハネ21・22-23にあるように、イエスは、ヨハネが死なないといわれたのではなく、「わたしの来るまで彼が生きながらえるのをわたしが望むとしても、それがあなたに何のかかわりがありますか」といわれただけです。

 

「イエスはペテロに言われた。「わたしの来るまで彼が生きながらえるのをわたしが望むとしても、それがあなたに何のかかわりがありますか。あなたは、わたしに従いなさい。」 そこで、その弟子は死なないという話が兄弟たちの間に行き渡った。しかし、イエスはペテロに、その弟子が死なないと言われたのでなく、「わたしの来るまで彼が生きながらえるのをわたしが望むとしても、それがあなたに何のかかわりがありますか。」と言われた。」

 

<ご質問>

2、イエス様とともに十字架にかけられた罪人の一人が

「今日あなたはっ私とともにパラダイスにいるだろう」

とイエス様からいわれました。

この”パラダイス”と”天国・御国・神の国”と呼ばれている所は

同じものですか?

救われた人達は死後、どこにゆくのですか?

 

<お答え>

パラダイスとは、クリスチャンが肉体の死を経験した後で、イエスとともにいる状態(中間状態)のことを言います。再臨があるまで、私たちは霊だけの存在になり、パラダイスに留まります。しかし、再臨が起こると、クリスチャンの霊には肉体(霊のからだ)が与えられ、永遠の御国に入ります。そこにおいて、クリスチャンは霊肉ともに永遠に神の祝福を受けつづけます。

 

天国とか神の国と言われるものは、「キリストが主権者として支配される領域」のことで、広義では、この世界全体です。なぜならば、キリストは「天地においていっさい主権を持っている」と宣言されたからです(マタイ28・19)。

しかし、この世界にはキリストの支配を受け入れないサタンの領域がまだあります。しかし、そのサタンの支配も神の支配の下にあるのであって、神がたじたじとなっているわけではありません。やはり全世界は神の支配の領域であることに変わりありません。

私たちクリスチャンは、この世界からサタンの領域をすべて消し去り、万物を神と和解させるために召された神の戦士です。

 

2コリント5・18-20には次のように言われています。

 

「…神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。すなわち、神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせないで、和解のことばを私たちにゆだねられたのです。こういうわけで、私たちはキリストの使節なのです。ちょうど神が私たちを通して懇願しておられるようです。私たちは、キリストに代わって、あなたがたに願います。神の和解を受け入れなさい。」

 

 

さて、これは広義での「天国、神の国」ですが、狭義では、パラダイスの後に来る新天新地のことを指します。

最後の審判が行われて万人が神の前で裁きを受けたのちに、神は古い世界をすべて滅ぼして、新しい世界を創造されます。それは永遠の世界であり、苦しみや悲しみ、飢え、戦争、病気などのない完全な祝福の世界です。キリストを信じて罪の贖いを受けた人々は、そこにおいて永遠に幸いな生活を送ります。これを狭義の神の国、天国と呼びます。

 

 

図式化すると、

下記のようになります。

 

http://www.millnm.net/qanda/postmortem.html

 

 

 

 



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