千年王国説は個人の世界観に決定的な影響を与える

 

 

>いつ再臨があるかは(患難前、後ということも含めて)、結局のところ誰にもわから

>ないのだから、忠実に伝道することが大事である、というように学びました。

 

 千年王国説は、個人の世界観に決定的な影響を与えます。

 

 (1)神の国とは、キリストの再臨の後にはじめてやってくるのであって、キリストが再臨されない現在において、クリスチャンの社会改革は、けっしてサタンの力に対抗できない(前千年王国説)。

 (2)神の国とは、キリストの再臨の後にはじめてやってくるのであって、キリストが再臨されない現在において、クリスチャンの社会改革は、サタンの力に対抗できるかもしれないし、またできないかもしれない(無千年王国説)。

 (3)神の国とは、歴史を通じて発展しており、キリストの再臨はその締めくくりである。キリストが再臨されない現在において、クリスチャンの社会改革は、サタンの力に対抗でき、それを粉砕することができる(後千年王国説)。

 

(1)と(2)の立場を取るならば、「教会では、この世の問題について触れるのではなく、個人の救いについて触れるだけでよい。」とする傾向が強くなります。しかし、(3)の立場を取れば、「教会は、世の光、地の塩としての役割をはたすべく、世界に対して神の御心を示して、世界を義と愛の調和するものに作り変えていく責任がある。」と考えます。クリスチャンは、世代を経るごとにその勢力を伸ばしていき、ついに、世界の全民族をキリストの命令を守るものに変えることができます。この立場は、積極的に社会に働きかけるクリスチャンを生み出します。

 

 

 

 



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