善悪の判断能力は免責の規準にならない

 

 今日の日本では、精神鑑定によって心神耗弱と判断された者や少年は責任を問われない。

 善悪の判断ができるかできないかが焦点となる。

 しかし、聖書では、善悪の判断ができるかどうかは、刑罰の免除の規準とはならない、と述べている。

 例えば、律法は、理性のない動物ですら、行為の責任を問われると述べている。

 「牛が男または女を突いて殺した場合、その牛は必ず石で打ち殺さなければならない。」(出エジプト21・28)

理性のない牛にすら責任があるのであるから、心神耗弱者や少年に責任を問うことができるのは明らかである。

 

 

 



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