本当の幸せ

 

 いっしょに活動しているS姉妹は、長い間悪霊の支配を受けつづけてきた方である。

 彼女は、ある新興宗教で霊媒として働いていた。

 だれかが悪霊に憑かれていると分かると、その霊をパッと取って、捨てることができたので、霊払いのために多くの人が彼女を頼ってきた。

 実際、彼女にその宗教の教祖の霊がやどっている写真を見たが、まったく別人のようであった。信者たちは、教祖様が生き返ったというので、毎日のように彼女の部屋に押し寄せたということである。

 彼女の姉はクリスチャンであった。

 ある日、アメリカに住むこの姉の誘われるままに、電話でイエスを主と認めると告白した。すると、聖霊が彼女の中に入り、それ以来、悪霊の憑依は起こっていない。

 

 彼女は、「悪い霊に心を支配させてはならない。」と言う。「悪霊は必ずあなたを滅びに落とすから」と。

 サタンは、人間の目の前に一時的な幸せを置く。その幸せに飛び付くと、次第に大きな夢を見させるようになる。サタンは人間の射幸心を利用する天才である。

 ヒューマニズムにおいて、「幸せ」は善である。

 しかし、聖書は、「幸せはサタンのワナになることが多い」と言う。

 「自分の幸せ」を第一に求め、「神の幸せ」を二の次にするときに、人間は、サタンのワナにはまっている。

 世界を自分の幸せを中心に回し続けると、地獄がやってくる。

 金銭、他者に愛情を求めること、成功、…、このように幸せを求めても、絶対に幸せは得られない。

 本当の幸せは、神に従い、神の幸せのために働くときに、はじめて与えられるからである。

「だれでも、わたしにしたがって来たいというものは、己を捨て、己の十字架を負い、その上でわたしにしたがってきなさい。」

 

 

 



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