憲法第9条について


<zion様>

富井先生
いつも聖書に立脚したご意見をお聞かせ頂きありがとうございます。
僭越ながら、質問をしてよろしいでしょうか。

 昨今、憲法改正への論調が高まっておりますが、特に9条に関する考え方につい
て、日本のクリスチャンの間では、9条堅持ということが大勢ではないかと思われま
す。それに対してセオノミーの立場からは、憲法において軍事力をどのように規定す
べき、とお考えでしょうか。この問題は、今後キリスト者が避けて通れないことであ
りますので、ぜひ、先生のお考えをお聞かせいただけたら幸いです。

 どうぞ、ご無理なさらず、お時間があるときで結構です。
よろしくお願いいたします。

<tomi>

zion様。

アップを感謝します。

聖書は、自衛戦争を合法としていますので、第9条を堅持する必要はありません。

「戦争に正義も悪もない」というのは、明らかに間違いです。侵略者がいて、こちら
が隙を作ると攻め込んでくるというのが世界の現実であれば、攻め込まれないため
に、防衛の軍隊を持つことは当然と言えます。

聖書は、悪魔の存在を前提としています。
悪魔は、こちらをダメにすることしか関心がありません。
それゆえ、悪魔に対しては、「話し合い」は無益です。
へたに話し合いをすれば、つけ込まれます。

自衛手段を持つことを禁止した憲法は明らかに欠陥であり、この憲法がある限り、有
事の際の軍隊の行動に様々な制約がつきますので、いざ本当に戦争になったときに、
自衛隊は機能不全に陥る可能性が十分にあります。

 

 

2004年3月2日

 

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