霊的戦い

 

病気にしても、精神状態にしても、いろんな現象に霊が関わっていると分かったの
は、つい二三年前のことです。

今、信仰の導きをさせていただいている人々に日々起こる現象を見て、いかに霊界と
現実界とが密接につながっているかが分かります。

その方々のキリスト信仰が弱くなる時に、サタンが攻撃をかけてくるのが、よく分か
ります。

ある人は、クリスチャンになったが、昔の友人(ノンクリスチャン)にまだ惹かれて
います。信仰が弱くなって、その人に電話をかけると、必ずと言ってよいほど、周囲
にサタン的な人物が現われ、警察を呼び出すような事件が起こります。

霊的現象を信じない教会は、このような事例をどう取り扱うのでしょうか。

何かの否定的な考えや妄想、恐怖などから離れることができない人々の場合、除霊を
やることが一番効果的です。それらが悪霊の仕業であることが多いからです。

私たちは、「御使い(悪霊)をも裁く者たち」(1コリント 6: 3)です。

イエス・キリストの御名の権威は絶対です。

「イエス・キリストの御名によって命じる。○○の霊よ、縛る。そして、底知れぬ所
に投げ込み、そこを閉じる。二度と出てくるな。エゴーエイミ(神の御名)」と祈る
ことによって、悪霊の一部を滅ぼすことが可能です。

通常、悪霊は多数で攻撃してきますので、それで終わらないことが多いのですが、根
気よく行う必要があります。

また、行き先を指定しないと、周りの人々についたり、除霊者に来たり、また、もと
の人に戻ることがあります。

断食を必要とする執拗な霊もあります。

除霊を行うと、除霊者に強烈な脱力が起こって立ち上がることもできなくなることが
あります。

相談者が来たら、除霊を行うまでの間に時間を置くことは得策ではありません。その
間に除霊者に強い惑わしが来て、信仰を奪われて霊力が落ちたりするからです。

除霊をした時に、「ちくしょう」とか底知れぬところから声にならない声のようなも
のが聞こえることがあります。

中途半端な信仰だと、悪霊にバカにされることがあります。「そんなんじゃ、だめだ
よ。」とか言われて。

オカルト的な世界だと思わないでください。私たちの周りに見られる「現実の」現象
なのです。

酒鬼薔薇事件や先日の長崎の少年による殺害事件のように、性的サディズムは悪霊の
仕業なのです。霊の世界のことを取り扱えない大人たちは、動物虐待の兆候などが出
ても、それを取り扱うことができないので、悪化を食い止めることができません。

まず性的サディズムを助長するような環境から切り離し、そして、霊の攻撃から解放
してあげる必要があります。

大切なことは、悪霊を追い出した後の空っぽになった体を放置しないことです。

必ずキリスト信仰を持って、聖霊を中に迎える必要があります。そうしないと、最初
の霊が別の七つの悪霊を連れてやってきてさらに悪い状態になります。教会に通い、
聖霊に満たされることを学ぶ必要があります。


汚れた霊が人から出て行って、水のない地をさまよいながら休み場を捜しますが、見
つかりません。
そこで、『出て来た自分の家に帰ろう。』と言って、帰って見ると、家はあいてい
て、掃除してきちんとかたづいていました。
そこで、出かけて行って、自分よりも悪いほかの霊を七つ連れて来て、みなはいり込
んでそこに住みつくのです。そうなると、その人の後の状態は、初めよりもさらに悪
くなります。(マタイ12・43-45)


 

 

2003年08月20日

 

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