サタンの狙い

 

サタンの狙いは、「境界線を取り去ること」である。

善も悪も何もなくしてしまう。

愛という名のつくものなら、同性愛だって、少年愛だっていい。

「差」と名のつくものは、すべてダメ。

男女の権威差も解消すべきだ、と。

サタンの意図を例えていえば、列車の車輪のひっかかりを磨耗させることである。

列車の車輪には、「でっぱり」がある。それがあるから、列車は脱線しない。

しかし、これが磨耗すると、脱線の危険が高まる。

サタンは、あらゆる「差」「境界線」を「愛」という名の研磨材によって消滅させることによって、人類を脱線させ、最終的に自分の道連れにしようとしているのだ。

今、子供たちは、競争することを否定されている。ある幼稚園で、徒競走をするときに、ゴール付近でみんなで手をつないでゴールさせるという。

「勝者と敗者の差」を撤廃して、みんなで成功するのがいい、というのはサタンの発想だ。

なぜならば、努力した人も、しなかった人も同じように成功するならば、努力に価値はなくなるからである。

才能のある人も、才能のない人も同じように評価されるならば、才能に価値はなくなるからである。

善と悪の境界線を撤廃し、けじめもなにもない、何がなんだかわからない社会を作るのが、サタンの狙いなのである。

 

2004年1月16日

 

 ホーム

ツイート

 



millnm@path.ne.jp