Contemporary English Versionについて


アイアン・ペイズリー博士によれば、CEVは、「エキュメニカルの陣営によって売り出されている巨大なウソ」です。

創世記 3:15は、 Authorised Version (A.V.) では、

「そして私はあなたと女の間に、あなたの子孫と彼女の子孫の間に、敵意を置く。彼は、あなたの頭を踏み砕き、あなたは彼のかかとを砕く」と訳され、

Contemporary English Version (C.E.V.) では、

「あなたとこの女は、互いに憎しみ合う。あなたの子孫達と彼女の子孫達はいつも敵同士である。彼女の子孫達の一人はあなたの頭を打ち、あなたは彼のかかとを打つ。」と訳されています。

これについてペイズリーは、「キリストの人格と御業に関する生産的預言を破壊する意図があるとすれば、これこそそれだ。」と述べています。「『彼』を『彼女の子孫達の一人』とすることによって、この節は、女の特別な子孫について語ることをやめてしまう。」

また、「十字架の御業の苦難[のメッセージ]は、テキストから「砕く」という言葉を除くことによって、破壊された。エバは、約束の中に言及されているキリストについて疑いを抱かなかった。これは、カインが生まれた時に、彼女が『私は人、主を生んだ。(I have gotten a man, the LORD.)』(創世記4・1)と感嘆の声をあげたことから明らかである。(欽定訳の「[主]によって(from)」に対応するヘブル語の言葉はない)」

これについて、ギル博士は次のように述べた。

「彼女は、この子孫が人としてこられる神――つまり、真の神エホバ――であると考えたのは明らかだ。」

ペイズリー氏は、「もちろん、エバは、カインが約束の子孫であると誤解した。しかし、彼女は、約束の子孫が来られるならば、彼は神ご自身以外の何者でもない、と信じていたという点で正しかったのだ。」と述べた。

「メシア預言の初期における、主イエスの神性に関するこの輝かしい見解を、CEVは完全に破壊している。」

ペイズリー氏は、さらに、他の個所についてもCEVの訳を背教的と述べています。

 

 

2004年2月5日

 

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