米クリスチャン政治運動が健全化するように祈る

 

アメリカクリスチャン同盟Washington Weekly Review(Thursday, September 11, 2003)によると、「米議会はついに、アメリカ司法当局の専制にストップをかけるために乗り出した」という。

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世論調査によると、アメリカ人の77%がアラバマ州最高裁長官モーア判事の行動を支持し、アラバマ州裁判所に十戒のモニュメントを残しておくことに賛成の意を示した。

これを受けて、米議会に立法化の動きが出ている。選挙で選ばれたわけでもなく、人々に説明責任を負っているわけでもない連邦裁判事が専制的な命令を下すことを法律で禁止しようというのだ。連邦裁判事は、(「神の下に」という文言が含まれているから、という理由で)学校で生徒が「忠誠の誓い」を唱えるのを禁止し、アメリカ全土から十戒のモニュメントを撤去し、学校での祈祷を禁止するなどの暴挙に出ていた。

これに対して、これらの急進的な連邦裁判事たちに対抗するための法律が制定されようとしている。ジョン・ホステットラーやロバート・アデルホルト、トッド・アキン及び上院議員ウェイン・アラードをはじめとする米議会議員が法案を提出した。
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これが実現すれば、アメリカの政治において、大きな進歩である。
というのも、これまで数十年にわたって、連邦裁のリベラルな判事によって、数々の反キリスト的命令が下され、それによって、アメリカの世俗化が大きく進んできたからである。

また、米議会で数週間以内に重要な決定が下されるという(同上)。
「2003年部分的中絶禁止法」が下院と上院で最終的に可決される見込みだ。可決後は、法案が大統領の手に委ねられるが、2度の拒否権を行使したクリントンと違って保守派のブッシュはそれに署名すると予測される。

ちなみに:

重ね重ね惜しむらくは、クリスチャンが政治に大きな影響力を行使できるようになった折に、ブッシュがイラク戦争をやり、アメリカクリスチャン同盟がそれを後押ししたという事実である。

ブッシュを後押しするアメリカクリスチャン同盟は、ディスペンセーショナリズムから完全に離れて、「武力による覇権拡大」というサタン的な方法から離れるべきである。

アメリカのクリスチャン政治運動が健全化するように祈る。


 

 

2003年09月14日

 

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