フルプレテリズムがわずかながら広がりを見せているが、フルプレテリズムに移行しようと思っている人は、まず、落ち着いて、誰もが認めるような基礎をしっかり勉強して欲しいと思います。

だいたいにおいて、アメリカのフルプレテリズムの論客たちは、ディスペンセーショナリズム上がりのようです。

改革派の議論を経ないで、直接ディスペンセーショナリズムからフルプレテリズムに移行したのではないか、と思われます。

そのため、改革派の律法と福音の基礎テーマすらしっかりと把握されておらず、フルプレテリズムの議論の前の段階でつまづいている。

マタイ5･17やヘブル7章なんかについても、まったくシロウト理解しかできてない。

これは、大変残念です。

一生は一度しかない。

間違ったものに一生を捧げて、最後に後悔しないためにも、今、フルプレテリズムを選択しようとしている方々は、もう一度考えなおしてください。

じっくりスタンダードを勉強してからでも遅くはないです。

どうしても、これ以外に選択肢はない、というところまでとことんつきつめてから結論を出して欲しいです。

2004年2月25日