それは国家の仕事ではないからである

 


シートベルト締めない警告が鳴るように新車に義務化するそうだ。

タバコ規制といい、今回の規制といい、日本国は、神の定めた限界を平気で超えるよ
うになった。

国家の務めは、「国民の健康を増進させること」ではない。「国民を犯罪と侵略から
守ること」である。

国民に対して「健康を命じる」ので有名なのはナチス・ドイツである。

こういったおせっかいな命令をする国家の基本理念とは、「国家は救済主である」と
いう誤った宗教観にある。

昨今の国家財政破綻は、国がこの誤った宗教観に基づいて政治を行ったからである。
福祉国家が生き延びる可能性はゼロである。年金制度、健保制度、義務教育制度が生
き延びる可能性はゼロである。

なぜならば、それらは国家の仕事ではないからである。


 

 

2003年10月25日

 

 ホーム

ツイート

 

millnm@path.ne.jp