神学的痴呆になる前に


<fms様>

fmsです。

ゲイリー・ノースのあの辛辣な批判は、実は深い悲しみの中で書かれていたものなのですね。

外部の人間である私にも、やっと少し分かってきました。

チルトンの逸脱は、極端なものだったのですね。

フルプレテリズムというのは、確かに、カトリックも含めて、伝統的な教会では採用されていない思想ですよね。

それにしても、何があったのでしょう?

こう、急激に変わるとは!

チルトンが20代30代の青年思想家なら、今までの考えを全部放棄して新しい考えを採用するということもあるかもしれませんが、晩年にそれが起こるとは!

チルトンの正統主義時代の著作を学んだ人々は、チルトンという人間に躓いて、ひどく苦しむかもしれませんね。


<tomi>

fms様

メールありがとうございました。

あれだけの論客であるチルトンが転向したからには、フルプレテリズムにはよほどの力があると思われるでしょうが、そうなんです。
その思考の枠組みに入ると、数十年聖書を研究してきた人でも、ひょろひょろと迷い込みます。

しかも、たちが悪いことに、この誤謬は、聖書信仰に立つ人ほどはまり込み安い性質を持っています。

しかし、異端の特徴として、「口では正統派を装いながら、実際のところは、歴史的キリスト教とはまったく無縁の思想なのです」。

今、鳥インフルエンザとか、狂牛病とか、コイヘルペスとか、いろんな病気が動物達に蔓延していますが、フルプレテリズムという神学的誤謬も、蔓延します。

そして、それに罹患すると、それまで信じてきたことをすっかり忘れてしまうほどの強烈な脳炎にかかります。

「あれ〜!!この人、十年間今まで何を読み、学んできたの???」

フルプレテリズムになると、キリスト教のファンダメンタルすらも、忘れてしまい、ついには、神学的痴呆に至ります。

脳が完全に崩れる前に、フルプレテリズムから離れましょう。




----- Original Message -----
From: fms
To: millnm@path.ne.jp
Sent: Wednesday, February 25, 2004 11:19 PM
Subject: ゲイリー・ノースの辛辣な批判は、単なる喧嘩でもなく、権力闘争でもなかった・・・。


 

 

2004年2月26日

 

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