宗教多元主義を望んでいる国民に対して異教を禁止できない

 


<Q>
再建主義は、異端や異教を禁止して厳罰に処すと述べている、という批判がありますが、いかがお考えですか?

<A>
前にも書いたのですが、モーセ律法において、異端や異教を禁止して厳罰に処せ、と神様はたしかに言われました。
しかし、これは、「最初に、律法の教えることをすべて私たちは守ります」という誓約をした人々に対してそう述べたのであって、現在の我々のような「宗教的多元主義」の時代の社会に住む人々に述べたものではありません。

まだ、人々が「仏教だって神道だっていいものだ。何が罪なのか?」と考えているような社会に、クリスチャンが政権をとったら、無理やりキリスト教を強制して、他の宗教者を弾圧するのか?と誤解する人々がいますので、注意を要します。

我々が述べているのは、今の日本のような社会に対してではなく、「国民全体が、聖書律法に賛同して、それを社会の基本法として適用することを望み、『それを守ります』と神と契約を結んだ社会に対して」なのです。つまり、モーセの時代のイスラエルのように、日本が、神との間に「国民契約」を結んだ場合にのみ適用されるものであるということです。

もしそうではなく、宗教多元主義で満足している人々の社会においてクリスチャンが政権を取って、無理やり人々に他宗教を禁止していくならば、それはレイプになります。

神様が望んでおられるのは、「御言葉が最善である」と「心から」「自発的に」「喜んで」人々が認めてくれることです。

その時になるまで、神様は「異教に誘う者を厳罰に処しなさい」などということは仰いません。

 

 

2003年12月19日

 

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