初代教会に帰れ? 1

 

私は、どうして
も、スローガンというものに敏感に反応してしまうのです。
というのは、すでに述べましたが、本来ならば正しい道を示しているはずのスローガ
ンが、今日、それを利用して間違った見解を支持するために利用されるということが
非常に多いからです。
たとえば、「信条は真理の一面しか示さない。信条ではなく聖書なのだ」というス
ローガンが誤解されて、信条を軽視することにつながっており、そのため、信条を学
んで教会がどのような戦いを戦ってきて、その結果どのような信仰基準ができたの
か、という知識がないために、古い異端思想が復活して、それによって教会が悩まさ
れるということが起きています。

「初代教会に帰れ」という流行のスローガンも同じです。
初代教会を理想のように言いますが、初代教会は、幼児の教会だったのです。
それ以降、教会が経験していった様々な霊的戦いをまだ体験していない教会だったの
です。
アリウスも、アキナスも、ペラギウスも、セルベトも、アルミニウスも、バルトも、
ダービーも、まだ生まれていなかったのです。
どうしてこのような未熟な教会を模範とできるでしょうか。

今日の一般的流行は、「原点回帰」です。
しかし、忘れてはならないのは、「原点」とは、すなわち、「未熟」だということで
す。
教会が2000年かけて学んできた良いものまで、捨ててしまうことはできません。

それとも、もう一度幼児に戻ってやり直すとでも言うのでしょうか。



 

 

2003年05月06日

 

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