再建主義批判者に共通する欠点

 


最近、ようやく再建主義が日本でも紹介されるようになったが、残念なのは、紹介者が、再建主義とキリスト教右派、ネオコン、米国の単独行動主義などと短絡的に結びつけて危険視していることである。

当然のことながら、批判者は、自分が批判している対象についてよく知らなければならない。

私のホームページにおいて、どこにネオコンを支持したか?どこに単独行動主義を支持したか?どこにディスペンセーショナリズムの宗教右派を支持したか?

影響を与える思想と、そこから生まれたり、影響を受けた思想を区別せずに扱うというのは、批評者としてはランクが低い。

そもそも、再建主義を批判する人々に共通するのは、「聖書から批評できない」という点だ。

なぜ聖書から批評せずに、社会学的な現象面で批評するのだろうか?

それは、自分の主張に正当性がないからである。もし正当性があるならば、神学的に対決できるはずだ。

聖書から議論しない限り、我々を批判することはできない。

 

 

2003年12月3日

 

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