ヒトラーとニクソン

 


ニクソンの再選を阻止した女性ジャーナリストMae Brussellの紹介:

http://www.nypress.com/16/47/news&columns/zen.cfm

以下私見を交えて要約する。

Brussellは、膨大な資料から、ヒトラーの台頭とニクソンのそれとが、非常に類似していることを発見し、そこから、ニクソンの失脚を予想した。

(要約者:ヒトラーとニクソンがどうして関係しているって?と読者は思われるだろう。しかし、ニクソンを政権の座に据えたプレスコット・ブッシュ(現ブッシュ大統領の祖父)が、ナチス・カルテルの全利益の代表者だったということが分かれば謎は氷解する。)

どちらの政権も、数人の政治家の暗殺の後に生まれた。

ヒトラーの没落の手口から、Brussellは、ニクソンの失脚を予測していた。

ウォーターゲイト事件が起こったとき、予測は完全に当たった。

当時、主要メディアは、単なる強盗事件として片付けようとしたが、Brussellが『リアリスト』紙に寄せた記事が決め手となって再選は阻止された。

この記事のタイプセットに5000ドルを前払いで支払う必要があったが、編集者である筆者Paul Krassner にはその代金がなかった。

その時、偶然にも、友人であったジョン・レノン夫妻から電話があり、食事の誘いを受けた。当時、レノンは、昔のマリファナ吸引の罪を蒸し返されて国外追放の脅しをかけられていた。それは、表の理由で、本当の理由は、レノンがその夏に共和党全国大会で抗議者のために演奏することを当局が恐れていたからであった。

Brussellのゲラをレノン夫妻に見せると、彼らはすぐに一緒に銀行へ行って、5000ドルを引き出して筆者に渡した。
この記事を読むと、ジョン・レノンの殺害にもCIAがからんでいるのではないかと思えてきた。

 

 

2003年11月21日

 

 ホーム

ツイート

 

millnm@path.ne.jp