政権を取りたいなら平等主義を捨てなさい


国民新党のかかげる綱領に「国民全員を幸せにする政治」というのがあった。

このメンバーを見ていると、ゴルバチョフ改革に逆らって政変を起したヤナーエフらのグループを思い出す。

共産主義がすでに時代の遺物であることに気づかずに時計を逆に回そうとした連中である。

結果の平等を保証する政治は共産主義であり、それは不道徳な政治である。

なぜならば、結果を平等にするためには、金持ちから盗む以外にはないからだ。

競争をやって全員が入賞することなど不可能である。

勝者がいれば、必ず敗者がいる。

勝者が獲得したものを、敗者に分配する場合、当然勝者は抵抗する。血の汗を流して獲得した虎の子を、怠け者や犯罪者などにも分配したいと思う人間などいない。

敗者にも平等に分配しようとすれば、国の力を借りる以外にはない。警察権力を行使して、勝者から無理やり奪う以外にはない。

平等主義を何か聖書的であるかのように考えているクリスチャンが多いが、平等主義は略奪を前提としてはじめて成立するのである。

各政党のマニフェストを見ていると、まだ共産主義の体質から抜けきっていないことが分かる。

年金・介護・福祉・…

「国民は平等に幸せになるべきだ」という理念は、「不可避的に」国に略奪を強いる。

「盗むなかれ」という戒めを破る政体が長生きできるわけがないのだ。

平等主義国家は不道徳なるがゆえに、必ず破綻する。

政権を取りたいなら、各政党は一刻も早く平等主義を捨てなければならない。

 

 

2005年8月24日

 

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