異端との交わりを絶て2


文鮮明が刑務所に入っていた時に面会に訪れたほど、統一協会と親しい間柄にあるAFCの総裁ドナルド・シルズは、近年、反カルト組織やカルト問題対策団体を「宗教的自由への脅威」と称して、それらに対して集中的な攻撃を加えている。

AFCの聴衆の多くは、カリスマ派のクリスチャンである。

彼は、5月3日のトリニティ放送ネットワークが放映しているクラウチのショー『プレイズ・ザ・ロード』に出て、Cult Awareness Network(「カルト警戒ネットワーク」)を非難した。

さらにシルズは、グラントがホストを務めるAFCのラジオネットワークにも出て、カルト警戒ネットワークと、一般のカルトウォッチャーを批判した。

最近、シルズは、Greater Grace World Outreach(旧Bible Speaks World Outreach)の広報担当になった。

このGreater Grace World Outreachという団体は、以前会員から660万ドルの献金を集めたが、その集金方法が詐欺と断罪され、連邦裁判所から払い戻しを命じられた。

このように、統一協会は、AFCなどの団体を通じてアメリカの福音派に影響を与えている。(*)

最近、日本の教会や宣教団体が、アメリカの団体と仲たがいしていると聞くことが多い。

アメリカのクリスチャンが統一協会によって骨を抜かれ、汚されているならば、絶縁するのも仕方がないだろう。

http://www.equip.org/free/DM184.htm

(*)
ちなみに、統一協会は、政治にも大きな影響を与えている。その最も効果的な方法は、『ワシントン・タイムズ』紙である。

毎年2億ドルの赤字を出していると言われているが、文鮮明自身は、私は、「ワシントン・タイムズを通じて」レーガン大統領に影響を与えている、と述べたと多くの人が伝えている。

 

 

2004年9月24日

 

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