自由の第一歩は聖書に基づく自主的な教育である


日本(及び世界の先進国)は病気になっている。

社会保険庁の問題は、このような病気の一つの症状にすぎない。

それは、マルクス主義者がこれらの国々に組み込んだウイルスによる。

このウイルスをウイルスとして認識することがまず改革の第一の条件なのだが、我々はまだそれを行っていない。

このウイルスに感染すると、個人の財産は税金という形で国家に搾取される。40〜50%を奪われ、さらに、子供のために残そうとしたお金すらも70%も持っていかれる。

いくら自分で稼いでもお金が自分の手元に残らないので、本来なら「盗まれた!」と騒ぎ立てるはずなのだが、子供のころから「個人の財産を蓄えることは、利己的な人間がすることだ」と国の義務教育制度の中で教えられているから、文句を言わない。

マルクス主義というウイルスに汚染された国民は、主権者とおだてられてながら、その実、国の奴隷に成り下がる。

えっ?言い過ぎ?

マルクスの共産党宣言を読んで欲しい。


プロレタリアートは、その政治的支配力を使って、ブルジョワジーからすべての資本を徐々に奪い取り、あらゆる生産用具を国家、すなわち支配階級として組織されたプロレタリアートの手中に集中し、生産力の総量をできるだけ急速に増大させるのです。

もちろん、最初は、これは所有権に対する、またブルジョワ的生産条件に対する、専制的な侵害なしには、達成できません。だから、この方策は経済的には不十分で支持できないものに見えますが、運動が進むにつれて、自らを凌駕し、古い社会秩序をさらに侵害することを余儀なくし、生産様式を全面的に変革する手段として、避けようのないものとなるのです。

こういう手段は、もちろん国が違えば、違うものとなるでしょう。

とは言っても、最先進の諸国では、次のことはかなり一般的に当てはまるでしょう。

1.土地所有の廃止と地代の公共目的への充当。
2.重度の累進課税。
3.相続権の全面廃止。
4.すべての国外移民者と反逆者からの財産没収。
5.国家資本をもち、排他独占的な国立銀行による、信用の国家の手中への集中。
6.通信輸送手段の国家の手中への集中。
・・・
10.公立学校での全児童に対する無料教育。現在の形態での児童の工場労働の廃止。教育と産業生産活動との結合、等々。

http://page.freett.com/rionag/marx/mcp.html

このような体制の中にいる国民が奴隷でなくてなんだろう?

マルクス主義が学問の世界に浸透し、そこで教育を受けた若者が教師や政治家、法律家などになって、この国家主義を各国の統治に適用した。

「公共」という名のもとで、搾取が公然と行われ、しかも、それが搾取であると認められていない。

義務教育制度とは、国民に対して国が行っている搾取を巧妙に隠すためにマルクスが考案した洗脳のシステムである。

そしてそれは今までうまく機能してきたのである。

しかし、ウソは長く続かない。

「真理はあなたがたを自由にする。」(ヨハネ8・32)

自由を求める人々は、まず真理を求めなければならない。

自由の第一歩は聖書に基づく自主的な教育である。

 

 

2006年6月2日

 

ツイート



 ホーム

 



millnm@path.ne.jp