「事実」と「事実の解釈」とを混同するな



中枢神経系つくる遺伝子群重複=ナメクジウオと脊椎動物−京大 (時事通信)
 ヒトを含む脊椎(せきつい)動物に固有と考えられていた中枢神経系をつくる遺伝子群が、脊椎動物に近い頭索動物のナメクジウオの発生過程でも働いていることを京都大の佐藤矩行教授(発生ゲノム科学)らの研究グループが突き止め、22日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。

 脊椎動物の起源や進化を考える上で貴重な成果で、佐藤教授は「脊椎動物はナメクジウオの特徴を維持、発展させる形で進化した可能性が高い。ゲノム解読を進めて脊椎動物と比較したい」と話している。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/animal3/story/070122jijiX151/

「ヒトを含む脊椎(せきつい)動物に固有と考えられていた中枢神経系をつくる遺伝子群が、脊椎動物に近い頭索動物のナメクジウオの発生過程でも働いていること」は科学的事実であろう。

しかし、「脊椎動物はナメクジウオの特徴を維持、発展させる形で進化した」とは、事実に基づく解釈に過ぎない。

同じ科学的事実に基づいてこのようにも解釈できる。

「ヒトを含む脊椎(せきつい)動物に固有と考えられていた中枢神経系をつくる遺伝子群」の働きが、「脊椎動物に近い頭索動物のナメクジウオの発生過程でも働いている」のは、共通の創造者によって設計されたから、と。

進化論者は、「事実」と「事実の解釈」とを混同する傾向があるから注意を要する。

 

 

2007年1月22日

 

ツイート



 ホーム

 



millnm@path.ne.jp