ドル崩壊が間近だ


TVやラジオで活躍するChasy研究所の経済学者、投資顧問Bud Conradによると、
http://www.lewrockwell.com/orig11/conrad1.1.1.html

米政府がドルの平価切下げを行う計画らしい。それは、政府の負債を減額するためである。

つまり、自分の生き残りのために、借金をした人々や国々に対して裏切りを行うと。

今米ドルを持っている人は、すぐにそれを金に変えろと。

これから、経済的な大暴風雨が来る。不換紙幣は、その欺瞞性を暴露されるだろう。

彼は、次の点について語った。


1.世界経済は、信用危機から、通貨危機に向かう過渡期にあり、今の平静な状況は単なる嵐の前の静けさである。民間のバブル崩壊の次に起こるのは、政府のバブル崩壊である。

2.世界は今、政府の負債が引き返せない段階に達している。対GDP負債比率が100%に達している。このように負債があまりにも巨大になると、政府は、利率と通貨をコントロールできなくなる。このさきがけとなったのが、リーマンとギリシアだ。

3.石油の産出がピークに達した。人類の富の基礎は、エネルギーである。世界の石油供給の半分がすでに使用された。これは、毎年産出される石油の量が今の水準からそれほど増えないことを意味する。つまり、インドや中国のような新興国の需要が高まっても増えない。石油をめぐる戦争がすでに始まっている。エネルギー価格は、上昇するだろう。食糧生産にはエネルギーがいるので、食料価格も上昇するだろう。

リーマンショックにおいて、政府は、民間が作り出したサブプライムモーゲジと負債という有毒廃棄物を代わりに背負った。

政府は、巨額の負債バブルを抱えている。我々が住宅ローンという負債バブルを抱えたように。

負債バブルははじけとび、台風の風が別のほうから吹き込んで我々を吹き飛ばすだろう。

その風とは、通貨危機と政府の負債崩壊である。

ドル崩壊が間近だ。

 

 

2010年5月18日

 

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