再建主義批判のサイト(米)への応答16

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キリスト教再建主義の論客たち:

(a) R・J・ラッシュドゥーニー(1917-2001)は、キリスト教再建主義の創始者と呼ばれている。(プリンストン大学神学者コーネリアス・ヴァン・ティルは再建主義の父と呼ばれている。ヴァン・ティル本人が再建主義者になったことはなかったが。)ラッシュドゥーニーには、多くの本の著者であり、カルケドン財団(カリフォルニア州ヴァレシト)の創設者でもある(カルケドン財団は、451年のカルケドン会議にちなんで名づけられたシンクタンクである)。 この組織は、ChalcedonとThe Journal of Christian Reconstructionを発行している。ラッシュドゥーニーの大著『聖書律法綱要(Institutes of Biblical Law)』(2巻[訳注:現在3巻ある])は、十戒を現代社会に適用する方法について論じた大部の研究書(1600ページ)である。税金・政府・徳・誓い・刑罰・財産などほとんどすべての法学領域に関して詳細に論述している。 これは、再建主義思想の「聖書」である。 ラッシュドゥーニーは、88年3月の手紙の中で「(我々の目的は)アメリカを再キリスト教化することにほかならない」と述べた。死の際に、世界の200万ものカリスマ派の人々は再建運動に参加していると信じていた(ゲイリー・ノースほどカリスマ派を好ましく思っていなかったが)。

再建主義者たちは、行為義認の教えを否定するだろう。しかし、彼らの霊的な父であるラッシュドゥーニーは、「社会を積極的に変えようとしないクリスチャンは神を否定しているのである。『神の御心にかなった法秩序は、背神者の相続を拒否し、処刑し、根こぎにし、神に従う者たちの相続を確保する』」と信じていた。    [もし後半の言葉が真実だとすれば、使徒全員、そして、イエスご自身も神を否定する者と見なさねばならなくなるだろう!!]


<tomi>
前半はよいが、後半は間違っている。「社会を積極的に変えようとしないクリスチャンは神を否定しているのである。」という言葉は、行為義認ではない。ラッシュドゥーニーは、ここで「社会を積極的に変えようとする態度は、救いにいたる条件である」と述べていない。「本当のクリスチャンならば、社会を積極的に変えようとするはずだ」と言っているのである。

なぜならば、本当のクリスチャンは生まれ変わっており、聖霊が与えられているので、神を愛する力が与えられている。神を愛する力が与えられているので、神の命令を喜ぶはずである。人が自分の愛する人の望みをかなえてあげたいと思うのと同様に、クリスチャンは愛する神の御心を行いたいと願うはずである。神の御心は、旧約聖書と新約聖書に記されている。本当のクリスチャンは、旧新約聖書に記された神の戒めを守ることを願うはずである。

神の法を嫌うクリスチャンは、そうすることによって、その内実を暴露しているのである。自分が生まれ変わっておらず、クリスチャンでもないということを自らさらけ出しているのである。

「『神の御心にかなった法秩序は、背神者の相続を拒否し、処刑し、根こぎにし、神に従う者たちの相続を確保する』・・・ [もし後半の言葉が真実だとすれば、使徒全員、そして、イエスご自身も神を否定する者と見なさねばならなくなるだろう!!]」

なぜ使徒とイエスを、神を否定する者と見なさねばならなくなるのだろうか?「神の御心にかなった法秩序は、背神者の相続を拒否し、処刑し、根こぎにし、神に従う者たちの相続を確保する」という言葉は事実である。なぜならば、旧約律法は、このような法秩序だったからである。モーセ律法に逆らう背神者は、相続を拒否され、処刑され、根こぎにされた。荒野において、金の子牛を拝んだイスラエルの人々が、レビ人によって処刑されたのを知っているか? コラの子たちがどのように扱われたか知っているか? 神がソドムとゴモラの住民をその道徳的堕落のゆえに絶滅されたのを読んだことがないのか?

使徒たち、そして、イエスご自身は、当然のことながら、これらの旧約聖書の記事を肯定しておられた。どうして、彼らを「神を否定する者と見なさねばならなくなる」のだろうか?

 

 

2006年2月28日

 

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