尖閣戦争――米中はさみ撃ちにあった日本


尖閣戦争――米中はさみ撃ちにあった日本(祥伝社新書223) [新書]
西尾幹二 (著), 青木直人 (著)

日中首脳がともに渡米し、米首脳と会談した後に、突然の船長釈放というニュースが流れた背景を、どう読みとくか。米中は国益をめぐって利害を一にし、ほとんど同盟関係にある。アメリカは尖閣で日本を守る気はさらさらない。日本は、今後中国のさらなる圧力を受け続けるだろう。中国は尖閣への軍事力行使に踏み切る可能性は大いにある。もともと沖縄までは自国領だと宣言している国であるから、尖閣はほんの通過点にすぎない。アメリカからは、沖縄の問題、基地の思いやり予算などで、ますます絞りあげられることになる。では、今後日本はどうすればいいのか。わずかながらも、その活路はあると西尾、青木両氏は説く。親中でも親米でもない、反米でも反中でもない、日本の自主外交は、はたして可能なのか。日本を代表する論客と気鋭の中国ウォッチャーによる白熱の対論。緊急出版。

<カバーの折り返し>
来るべき次の挑発に、日本はいかに対処すべきか(見出し)
二〇一〇年9月の尖閣事件は、一過性の偶発的事件ではなく、起こるべくして起こった。
アメリカは事実上中国と手を組み、領土問題には不干渉を決め込む。それを見透かした中国は満を持して野望の実現に乗り出した。味をしめた中国の挑発は、今後ますます激しさを増し、やがては軍事行動に移る可能性も充分である。
いま日本は、何をすべきか。尖閣戦争を防ぐために、日本が打てる手立てとは何なのか。

 

 

2010年11月6日

 

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