宗教右派と再建主義の区別をしっかりしよう2


「進化論を信じないなんて狂信的だ」というのが今の知識人の常識的判断だろう。

しかし、よくよく考えて見よう。本当に進化はあったのだろうか。

アメーバが人間になるかぁ?

アメーバはアメーバで安定している。安定しているから今まで生き残っている。

単性生殖でうまく増殖しているなら、複雑極まりない有性生殖に移行する必要がどうしてあるのだ?

そもそも、最初に生まれた細胞は、ど・う・や・っ・て・複製能力を獲得したのか???

複製しなけりゃ、淘汰もへったくりもないだろう。複製はあくまでも進化の前提なのだ。いや、それすらも偶然の形質変化によって成立したとでも言うのか?

じゃあ、その最初に偶然に誕生した細胞は、あの複製という奇蹟を起こす能力を持っていたのか。

それならば、偶然に細胞が無数に誕生しなければならないはずだ。その中で「奇跡的に」自己複製能力を持つものだけが生き残った。そして、その複製機能が、獲得形質としてだけではなく、遺伝子の中にもその能力が組みこまれているものだけが生き残った、とでも言うのか。

こりゃえらいことだ。

我々がケガをして腕を失っても、自分の子供が腕を持たずに生まれるということはない。発生後の獲得形質は遺伝しないからだ。遺伝するためには、遺伝子に腕を失うような変化がなければならない。

細胞が自己複製能力を個体として獲得してもそれはそれだけで死滅する。生き残るためには、その細胞の遺伝子の中に自己複製機能が備わっていなければならないのだ。

しかし、進化論にとって難題は、遺伝子の変化はアナログの変化ではなく、デジタルな変化だということだ。

つまり、遺伝子は、その塩基の並び方を外目から見ても何がなんだかわからない。CCTGGGT…と塩基が無機的に並んでいるだけだ。

これがアナログ的な変化ならば、説得力もあるだろうが、まったくの文字の羅列である。

コンピュータ画像データを画像ソフトでアナログ的に変えることは難しくない。たとえば、ある画像に「ABC」という文字をスタンプすることは画像ソフトを使えばわけはない。しかし、画像データのコードである01001011…を操作しながらその文字列を追加することはきわめて困難である。

つまり、細胞遺伝子が複製機能を身につけるには、デジタルな塩基配列の変化がなければならないわけだが、進化論者は、自然はこのデジタルな変化を偶然に成し遂げて、複製というとてつもない奇蹟の連続の業を偶然に獲得した個体が生まれ、それがたまたま運良く生き残ったと言うのだ。

こんなのどうやったって、信じられない。今、人々が進化論を信じているのは「なんとなく」なのだ。周りが信じているから、なんとなく信じているに過ぎない。よくよく考えれば、こんな理屈誰も信じられない。

これでも、あなたは、聖書の創造記事を文字通り信じ、進化論を信じないのを狂信者というだろうか?

 

 

2004年5月20日

 

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