メディアを通じて行われるアメリカの人権抑圧への世論操作


アメリカの有名なTV番組『24時間』では、CTUというテロ対策政府特別捜査官が市民を拷問にかけるシーンがたくさんでてくる。

上級政府役人や同僚が「拷問は絶対に許さん!」と止めても、主人公ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)は、「あと24時間以内に核兵器が爆発してしまうんだ。そんな悠長なこと言っていられるか!」と叫びながら、口を割らない容疑者のふとももに銃弾をぶちこむ。

これは、アメリカの洗脳プログラムの一環だろうと思う。

愛国者法をはじめとする、アメリカの人権・市民権制限、独裁政治化を進めるブッシュ政権の一つの政策に基づいているのだと。

つまり、「911以降明らかになった、対米テロに対しては、どんな手段でも取ってよい」と。拷問であろうが、理由なき逮捕であろうが、国家の安全のためなら、人権を蹂躙してもかまわないというメッセージだ。

テロを口実に人々の人権感覚を麻痺させる。

こういった、TVを通じての世論操作というものが行われているのだろうと思う。

 

 

2008年4月16日

 

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