神学的エイズチェックしてますか?


プレ・ミレの終末預言解釈が間違いであるということを17年も言いつづけているが、いっこうに誤謬が改まる気配が見えない。

ハルマゲドンが本当に起こると考えているクリスチャンが多い。

それもこれも、黙示録は再臨や終末に関する書物であるという誤解があるからだ。

黙示録のどこにそんなことが書いてあるだろうか。

黙示録は、イスラエルの終末に関する書物である。

黙示録の読者は当時、紀元1世紀に地中海に暮らしていた人々である。

だから、彼らに分からないような全世界の独裁者がEUから出てくるなどという話が載っているはずがない。

ヨハネが、どうして紀元1世紀小アジアのクリスチャンに対して「2000年後に世界を統一する反キリストに注意せよ。その数字を数えなさい。」というか?

聖書解釈の基本:当時の直接の読者が読んで分からないことは書いていない。

黙示録は手紙である。手紙の性質上、手紙は、その直接の読者に対して書かれている。

だから、黙示録の関心は当時のクリスチャンの関心、つまり、イスラエルの滅亡だ。

神の民として選ばれたイスラエルの時代が終わって、救いが全世界に伝わる時代が到来する。

イエスが繰り返し預言されたように、イスラエルは最後の時を迎えつつあった。黙示録は、その裁きを表現している。イスラエルの破局と新しい時代の到来。

つまり、千年王国の時代。教会が形成され、異邦人が救われる時代。

全世界がサタン契約から逃れ、キリスト契約の中に入る時代。

みなさん。騙されてはなりません。

黙示録を終末預言とし、世界の破局が近づいているという考えは、洗脳を狙っている人々の策謀なのです。

彼らは、黙示録を世界の終末の出来事として描くことによって、「世界2/3の人口の大虐殺」計画をクリスチャンが祈りと行動によって留めないようにしたのです。

「聖書に預言されているのだから、祈っても無駄だ。虐殺は起こるしかない。」と。

ディスペンセーショナリズムのプレ・ミレは、いわば、人体にとって免疫機能を破壊するエイズのようなものです。

サタンの攻撃をさせないように防衛をストップさせる教えだからです。

神学的エイズチェックしてますか?

 

 

2007年12月22日

 

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