「月は血に変わる」の意味


C:
マタイの24章にある月が血に変わるという表現は一体何を意味するんでしょうか?

tomi:
マタイ24章にそのような箇所はありません。

使徒2・20です。これは、ヨエル2・31の預言の成就です。

また、黙示録6・12で、それが成就する様子を示しています。

大きな地震が起こり、太陽はやみとなり、月は血に変わるという表現は、地、太陽、月という創世記1章において、この世界を委ねられている権威が失墜することを意味します。創世記1章で、昼は太陽に、夜は月に、地は人間に任されます。

しかし、人間が地を治められていないように、太陽も月も地も役割を果たさずに、機能停止するということ、すなわち、それまでの世界の秩序が終焉を迎えたということを象徴的に表現しています。

つまり、旧約の秩序が終了することを預言したものです。

 

 

2010年9月6日

 

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