世界の弟子化が完成したときに世界は永遠化される


アダムは、エデンの園において、神に従って全世界を統治せよとの命令を受けた。

エデンの園は、世界統治のための雛形・モデルであり、アダムは、世界をエデンの園のようなものに変える使命が与えられていた。

人間は、神的文明を築き、被造世界全体がこぞって神を礼拝する場に変えるために召された。

しかし、アダムがサタンに騙されてから、人間は、神に逆らい、サタンの王国を広めるために活動しはじめた。

キリストは、このサタンの支配を粉砕するために来られ、実際に世界はキリストによって征服された。

「私は世に勝った」との御言葉は、原語では、「私は世を征服した」という意味である。

キリストは、人間の代表として、御国の土台と築かれたと同時に、世界を法的に所有された。

エデンの園において、人間には、約束が与えられていた。それは、世界を神にしたがって統治するならば、全世界を相続として与えるというものであった。

アダムとその子孫が増え広がることによって、世界は徐々に征服され、あらゆる領域、あらゆる分野において、神の支配が徹底するときに、神は全世界を永遠化され、その永遠の世界をアダムに相続させる予定であった。

しかし、失敗したため、人間は相続不能者になった。

キリストは、人間に世界を相続させ、永遠に世界を所有させるために来られた。

キリストにつく人間(クリスチャン)は、キリストとともに現在王であり、被造世界を永遠に所有する権利を与えられた。

アダムにおける神の計画のように、神は、世界全体が弟子化されるときに、世界を永遠化する計画である。

血肉によらない「御霊に属するからだ」(1コリント55・44)でなければ、永遠の所有は不可能なので、クリスチャンの体は御霊の体に変わる。

それと同じように、全世界も御霊の体に変わる。それがどのようなものかは分からないが、「朽ちないもの」であることは確かだ。


兄弟たちよ。私はこのことを言っておきます。血肉のからだは神の国を相続できません。朽ちるものは、朽ちないものを相続できません。(1コリント15・50)

ここで、永遠の相続は「朽ちないもの」であるといわれている。

つまり、世界も「朽ちないもの」に変わるということだ。

アダムにおいて約束された永遠の相続は、キリストにおいて我々に約束されている。

この世界の永遠化が起きるのは、この朽ちる世界の歴史が終わるときであり、それは、我々による世界の弟子化によって促進される。

我々が世界のすべての民族を弟子とし、世界をすべて聖書によって運営するときに、神は報酬として、世界を永遠化し、私たちに与えてくださる。

 

 

2009年1月5日

 

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