過剰な貯金は政府の首を絞め、ついには戻ってこなくなるかもしれない


どうやら、財務省が増税をやりたがるのは、担当者が経理の感覚だかららしいです。(三橋氏)

経理の人は、借金があると、「緊縮」というふうに考える。

しかし、実際のところ緊縮すればするほど金が回らなくなり、銀行が貸出先を探して国債を買う。すると、ますます借金が増える。

国民も、将来が不安だから貯蓄に回そうとすると、貯蓄は銀行にとってみれば、負債なわけだから、どんどん負債が膨らんでいって、それを救うために政府が国債を発行するということになり、政府が破綻した場合には、銀行も運用先がないので国債が買えない。

すると、徳政令を発して銀行に対するデフォルトを実施することになる。

結局、銀行が持っている債権が不良化して、一部引き落とし不能になる可能性がある。

つまり、われわれの貯金も影響がでるということになる。

だから、国民が貯金をすることによって、かえって日本をだめにし、自分の資産も失いかねないということを理解する必要があります。

度が過ぎた貯金は、将来の安全のためではなく、自分の首を絞めるということになってしまうと。

だから、われわれはものを買わなければならない。

でも、とくに若者は、所得が落ち込んでいるので、買えない。

となれば、金を溜め込んでいる老人の金を市場放出するためにインフレにするのが一番なのです。

だから、日銀は金を刷って放出しろ、といいたいです。

 

 

2011年1月16日

 

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