政権担当したいなら社会主義からの脱却を目指せ


選挙に示された自民党に対する庶民の批判の多くは、「これまで手厚く保護してくれたのに、小泉・安倍になってから我々は見捨てられた」ということである。

となると、期待されている民主党がやるべきことは、小泉以前の「手厚い保護の復活」である。しかし、それは不可能だ。

小泉改革がなぜ必要だったかというと、「手厚い保護」をすると、財政難に陥り、日本が立ち行かなかったからだ。

だから、民主党が社会保障を前面に出して、政界再編をし、大きな政府を目指したら、すぐに失敗するだろう。

時代の流れは確実に「社会主義の崩壊」に向かっている。

この点で、政治家も含め国民の問題意識は、まだまだ焦点が合っていない。

小泉・安倍・自民党の失敗の原因は、「既得権益に手をつけられなかったこと」、これに尽きる。無数の金食い虫と寄生虫を駆除する以外に問題は解決しない。

寄生虫を駆除せずに、宿主に負担を強いたから、しっぺ返しを食らったのである。

自民であれ民主であれ、よい医者になりたければ、劇的な減税、そして、社会主義からの脱却ができなければならない。

 

 

2007年8月1日

 

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