サッカーアジアカップの中国人サポーターのブーイングを見て


サッカーアジアカップの中国人サポーターのブーイングを見て、2つのことを感じた。

一つは、この民族の民度の低さである。いくら相手の国から過去において虐待を受けたとしても、現在そのようなことをしていなければ、できるだけ過去を忘れて共存して歩むことを求めるのが、大人というものだ。

それに、相手の国歌を尊重することは、スポーツを超えて、人間としての基本的なマナーである。国歌演奏に対してブーイングするというのは、三流国民の証しである。中国人は礼儀を重んじる国民であると思っていたが、そうではなかったようだ。

そういえば、商社マンの友人が、「中国人は仁義を知らない。一度恩義を受けても、それを忘れ、相手に報いることをしない。それに比べればロシア人のほうがまともだ。ちゃんと義理を果たすから。」と言っていたのを思い出す。

こういう意味において、日本人と中国人の精神的な成熟度に大きな差があると感じた。この調子なら、たとえ経済において成長したとしても、世界をリードする国になるにはまだまだ時間がかかると思われる。

もう一つは、この国の人々は、容易にマインドコントロールされるということだ。このような反日的な態度は、国の教育によるところが大きい。

韓国もそうだと聞いたが、日本をライバルとして敵視することによって、国民にハッパをかける目的があるのだろうか。そうだとしたら、非常に質が低いといわざるをえない。

いつまでも過去を引きずる人は愚かである。過去の怨念にしばられても何もよいことはない。「恨み」とか「敵意」というもので、国民を動かそうとする政府にろくなものはない。ナチスは、ユダヤ人をスケープゴートにして、政治への不満のはけ口を彼らに負わせて、国をまとめようとした。

この程度の騙しの方法を見破ることができないというのは、あまりにも幼稚であり、また、そういった低劣な感情を利用しようとする中国政府も統治者として不適であることは明らかである。

たしかに、小泉首相の執拗な靖国へのこだわりも中国人を怒らせる要因の一つだろうが、愚かさに愚かさで報いても、肯定的、建設的なものは、何も得られないのは明らかだから、両国は、一日も早くこういった悪魔的な泥仕合をやめるべきだ。

 

 

2004年8月8日

 

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