ダビデの星は世界の完成を象徴する


> ミレニアムのホームパージにはいつも感謝しています。
> 聖書のみ言葉に硬くついた解説はとてもわかりやすく聖書
> への理解に多いに役立っています。さて、今回は、二つ質
> 問があります。以前このホームページのどこかで三位一体
> についてそれを擁護しているような箇所があったように思い
> ます。私は基本的に三位一体は聖書の教えではないと思
> う立場なのですが、この聖書の記述にはない三位一体とい
> う言葉はいったい何時ごろから誰が使うようになったのでし
> ょうか。 そして二番目の質問は ダビデの星についてです。
> 現在これはイスラエルの国旗に使われているものですが、ダ
> ビデ家に代々使われた家紋だとよく言われます。しかしこの
> 家紋に関して聖書には何の記述もありません。この紋は実
> 際にダビデ、ソロモン、ヒゼキヤ、ヨシヤと伝えられてきたも
> のなのでしょうか。以上が質問です。どうぞよろしくお願いし
> ます。

(1)
http://www.watchman.org/jw/trinity1.htmによれば、この用語は、テオフィルス(116-181年)が作った
そうです。

三位一体という言葉は教理用語で、聖書の中にはありません。
しかし、教理用語だからというので、三位一体が間違いだということにはなりませ
ん。
再臨という言葉は聖書の中にありませんが、今日クリスチャンは再臨を信じています
し、それは聖書的な教えだと思います。
三位一体は、聖書の中から必然的に導き出される教理であり、それ以外に聖書を正当
に解釈することはできません。

http://www.millnm.net/qanda/QAEf.html の「対エホバの証人」と注
がついている文章を参照してください。)

(2)
六芒星は、ダビデ王の紋章とされ、盾に刻まれていたのがその起源とされていますが、詳しいことは分かっておらず、定説はありません。しかし、紀元前後のイスラエルの遺跡にダビデの星が刻まれているところから、その時代には、すでにイスラエルのシンボルとして使用されていたと考えられます。

聖書にはこの星の記述はありませんが、しかし、この星は、聖書の原理をよく表現しています。

上向きと下向きのふたつの正三角形が組み合わされてできています。

これは、神と被造物、上昇と下降、プラスとマイナス、男と女、陽と陰、光と影・・・というふたつの相反するものの統合を意味します。

神は創造の際に、天と地、陸と海、男と女など、一つの実体を2つに分けられます。

創造とは「分けること」を通じて実現しましたが、それらは異なる2つの実体のままで合一するためです。

宇宙の目的はこれらの対立する2要素の調和であり、契約とは、この調和を生み出すための約束や規則から成り立っています。

契約が成立するためには、契約違反に対する償いが必要となりますが、キリストの十字架はこの償いであり、2つのものが調和を回復するための必要不可欠な要素です。

宇宙の歴史は、この調和の完成に向かって進んでいます。

神の国とは、調和の国であり、それは人間が聖書律法を守るときに実現します。

世界の人々が信仰に入り、聖霊をいただき、「キリストが命令したことを守る」(マタイ28・20)ようになれば、神と人間の間に調和が生まれ、世界は完成し、歴史は終わり、創造の御業が完成します。

 

 

2004年10月13日

 

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