パチンコの恐ろしさ



Dさんは現在66歳です。

夫婦には子供がいなく2人きりで、共稼ぎでやってきました。ご主人は大手の家電メーカーに勤め、Dさんは大手の通販会社に勤めていて、5年前にDさんが、夫が1年遅れで、共に定年退職しました。

子供がいないこともあり、Dさんの勤務時代の余暇は、好きなパチンコ(旦那は魚釣り)で過ごしてきました。

退職後は大好きなパチンコ三昧に浸れるので嬉しい日々です。

パチンコ店には、勤務時代の仲良しの同僚Eさん(退職も同時)といつも一緒で打つのです。週に3〜4日は私と同じ店で打ち、軽く世間話をする程度の仲でした。2人共、休みなしで連日朝10時から夜9時ごろまで打つのです。

そんなに好きなのなら、パチンコの成績もソコソコ、悪くても小遣い程度の損失の範囲で楽しんでいるのだろうと思っていました。


ある時ちょっとしたキッカケでDさんとは懇意の仲になり、パチンコの話も詳しく聞けるようになりました。

成績を聞いて 大ビックリです。

この4〜5年間で退職金約2000万円を全部使い切って、今は旦那から管理を任されている旦那の退職金にも手をつけており、それも過半は使い果していると言うのです(旦那に事実を知られたら、どんなに怒られるかと不安げでした)。

もっと以前に事情を知っていたら、止めるようにアドバイスできたのですが、今更では手遅れです。しかし、物凄く後悔しているかと言えばそうではなく、以外とサバサバしているのです。

Dさんの言い訳は次のようなものです。

「世間では退職後2000万円もする世界一周旅行をする人もいるんだよ。私はそれを大好きなパチンコに振り向けただけさ」と。

幸いDさん夫婦には年金があり、老後の生活は困らないようです。


その後も相変わらず2人(DさんとEさん)は一緒に打っていましたが、私(達)は別の店で打つようになり、疎遠になってしまいました。

それから、約1年後に、ある店でバッタリと出会ったのですが、あれほど常に一緒だったEさんがいなく、Dさん1人なのです。不審に思い、どうしたのかと聞いて再び大ビックリです。

なんとEさんは自殺したというのです。

Eさんは、家族の事情で退職金は全部は使えず、使える退職金を使い果たしたあとは、将来貰う年金を質入れ(法的には違法だが闇キンで質入)してまでお金を工面して、Dさんと一緒にパチンコを打っていたのです。

それも使い切ってしまったので、イッチもサッチもいかなくなり自殺したのだそうです(Dさんも一緒に打っているときは何も気付かず自殺後に事情を知ったのだと言っていました)

私はパチンコが好きですが、このような話を聞く度に、胸が痛みます。
パチンコも麻薬やアルコールなどと同じで、中毒になったら、歯止めが効かないのです。

ここまでノメリ込むなんて、普通の人には理解の限界を超えているでしょうが、パチンカーには特に珍しいことではありません。

暗い話で申し訳なかったですが、パチンコ好きながら負け続けている人は多いので、この2人を反面教師にしてもらいたく、あえて紹介しました。

この文書のブログのURLです。
http://t-fudou.blogzine.jp/blog/2007/11/d_e_620c.html

実は、20年ほどあっていない知り合いで何年か前に自殺した人がいる。

彼はパチンコが大好きだった。借金していた。

自殺の原因はパチンコにあったのかもしれない。

パチンコの稼ぎは北朝鮮に行くので、間接的に北朝鮮の体制を支援していることになる。

パチンコ大反対だ。

 

 

2010年12月10日

 

ツイート



 ホーム

 



millnm@path.ne.jp