まもなく終末だという言葉の破壊力


「1ヶ月後に世界が滅亡すると分かっていたら何をしますか?」という質問がよくされる。

いろんな答えがあるだろうが、「完成に10年かかるガン撲滅の研究をする」という人はいないだろう。

いたとしても「かっこつけている」だけだ。

そんな意気込み、自分には通用しても、世の中に広めることはできない。

あと1ヶ月しかないとなれば、「10年の長期計画」を立てる人はほとんどいない。

新しい優秀な薬が出ることが発表された場合、旧い薬に投資する人はいなくなる。それを専門に作っている会社があるとすれば、その会社の株は暴落する。

これが「終末が近づいています」というメッセージの破壊力である。

このメッセージは文明を破壊する。

「まもなく再臨だ。この世界に働きかけても無駄だ。終わりが近いから。」という言葉は我々を文化的無能者に変える。

クリスチャンは、こんな教えにこれからも騙されつづけ、自分や兄弟姉妹を無能者に変え、日本における無能集団になるつもりなのだろうか。

 

 

2008年1月17日

 

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