輪廻思想は異端である


ミレニアムの読者である兄弟が友人から受け取ったメール:


怪しい発言としては、A師に輪廻について質問したところ

聖書も初期のころに書かれていた文書は前世についても書かれていたのだが、聖書に反対する者たちによって故意に削除されてしまった。だから前世について書かれていた箇所はあったのです。
その当時の人々も当然、生まれ変わりや、前世を当然のように信じていた。
地獄に行ったひとも生まれ変わり、この世に生まれてくる。
生まれつき悪魔に憑依された赤ちゃんをみたことがある。


A師は有名な牧師であり、このような教理的堕落に陥ったことに驚いています。
輪廻思想は、まさに異端以外の何物でもない。
クリスチャンとして認めることは絶対にできません。

「初期のころに書かれていた文書」はどこにあるのでしょうか。もしそれが改ざんされたということがどうして分かるのでしょうか。

もし初期の聖書に記されており、啓示として重要な事柄であるならば、神様は全能の力でそれを必ず聖書写本の中に残されるはずです。

それとも、神様は選びの民にメッセージを正しく伝える能力や意思をもたれなかったのでしょうか。

A師は、「神の契約的誠実」ということを知りません。

神はイスラエルや我々と結んだ契約に対して誠実であり、それゆえ御子すらも犠牲にされた。

その誠実な、契約を守る神が、どうしてご自身の啓示が欠落することを許されるでしょうか。どうして我々契約の民が無知であるままでよいと考えられるでしょうか。

B(この教会の支部の管理者:tomi注)さんが、直接私に言ったことを以下に記します。

「わたしの前世は、マリーアントワネットです。そのあとは、イギリスの教会のお偉いさんのご婦人だった。」
「わたしは、イエス様からあなたは、特別な人であって普通の人とは違うと言われたのよ。」
以前、彼女が沖縄県に行ったときの経験で、「戦争で死んだ人々に福音を話して、その人たちはよろこんでイエス様のところに行ったの。
爆弾などで突然死んだひとは、自分が死んだことを認識出来ない為、この地上をさまよっているのよ。」

以上、死者へのバプテスマの根拠らしいです。

輪廻思想は、聖書の中にまったくありません。
もしあるならば、証拠箇所が複数存在しなければならない。
一箇所だけならば、証拠になりません。複数箇所存在してはじめて教理となる。

輪廻思想の最大の弱点は数です。今後人類の数が増えて100億人になった場合、その人々の前世は何だったのか。

人間では足りないので、ゴキブリとか薮蚊とかを持ち出すのでしょうか。それとも宇宙人?

自分の前世がゴキブリだと分かっていったい何になるのでしょうか。

そして、我々が死んだ場合、人間になれないかもしれないと脅かすかもしれないが、100億人の人口に将来なっている場合に、ゴキブリに生まれ変わる余裕などない。絶対数が足りないわけだから。

こんなくっだらない教え、信じるに値しますか?

輪廻思想は、「責任回避」の思想です。人間が現世において行った悪逆の責任を他に転嫁したいという気持ちから生まれた思想です。

無神論が死後の世界を否定するのと同じ動機。「何とかして罪の刑罰を避けたい」。

来世に生まれ変わっても、自分はまったく関係ないわけです。

たとえAという極道がゴキブリに生まれ変わっても、ゴキブリは前世に何をしたかなんてことおかまいなしにただ本能にしたがって餌を探して生きている。人間なみの意識など持っているはずがない。持っているなら、何であんな小さな脳みそなの?あんな基本的な能力しか持たない脳みその生物が「俺は前世に悪いことをしたからこんなみじめな生活をしているんだ!」と嘆いているわけがない。

キリスト教と輪廻思想は調和できません。したがって、それは異端。

これらの牧師やクリスチャンは、悪霊に由来する思想を受け入れてしまった。

 

 

2008年6月11日

 

ツイート



 ホーム

 



millnm@path.ne.jp