聖書は陰謀史観を教えている


この世界を陰謀によって解釈するのは、事柄を誤解するもとである、という意見がはやっている。

これは、聖書啓示を捨てたために起こる間違った思想である。

聖書啓示は何と言っているだろうか。

まず創世記において「人間はサタンによって奪われ堕落した。」と教えられている。

生まれながらの人間は、サタンの奴隷である。

そして、この地上はもともと神の国となる予定だったのに、悪魔の国になってしまった。

神はもともとエデンの園を模範として、世界を神の文明によって満たすことをアダムに命令された。

全世界は愛と平和と繁栄の世界になるはずであった。

しかし、サタンは人間を騙して、「反逆者」に変えた。

人間は神に抵抗し、神の主権を否定し、自分勝手な王国を作り始めた。

人間王国は神の王国の否定に基づいて作られているから、人間王国の住民は、神の王国に属するものをすべて嫌う。

クリスチャンとは、神の王国に入った人々である。

クリスチャンには、神の王国を広げ、人間王国を狭める責任がある。

この地上において、クリスチャンは、神の主権を広げるために働く。

ここに戦いがある。

この世界は、陣取り合戦であり、すべての人はこの合戦に参加するために生まれてくる。

だから、歴史は陰謀の歴史であり、神の王国建設を破壊し、縮小させようと努力するサタンの陰謀を前提として思考できなければ、その人は歴史を誤解することになる。

陰謀史観をトンデモ扱いする人は、自分の人生において陰謀が存在することを証明せざるをえなくなるだろう。

 

 

2007年5月19日

 

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