人に愛を求めてもけっして満たされない


愛情飢餓は、絶対に満たされない。

幼少期などのトラウマから、愛情に飢えている人は、「愛情を求めさせる」ように働く悪霊の罠にはまることが多い。

彼(または彼女)は、自分の近しい人々に際限なく愛情を求める。

しかし、それは喉の渇きを癒そうとして塩水を飲んでいる人に似ている。

愛情を求める人は愛情を得られない。

人間の満足はそういった形では得られない。

人間は能動的になるときに本当の満たしを体験できるように創造されているのである。

自分を忘れ、人から求めることを止めることである。

与えることに集中すべきである。

そうすれば、自然と自分も満たされ、癒されていることに気づくだろう。

愛情を求める人の根本的な問題は、自己中心である。エゴイズムである。

エゴイストの欲望を満足させることは世界中の誰もできないのである。

できないことを人に要求しないことである。

「誰からも愛を期待せず、むしろ、愛を与えることを追い求める人間になる」

これは、すべての人間の目標である。

自分の利益を求めず、他の利益を求めて十字架において犠牲となられたイエス・キリストこそ我々が理想とすべき人である。

 

 

2006年6月9日

 

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