世界は時間とともに悪化している?


ある地方の牧師研修会で、「昔と比べてだんだん世の中は悪化しているように思える。だから、プレ・ミレが正しい」と講師が述べたそうだ。

たしかに、近年の世相を見るとそのように思える。私が大学生だったころと比較しても、今の世の中は悪くなっていると思う。

しかし、時代とともに世の中は悪化するというプレ・ミレの論法には決定的な間違いがある。

というのも、もしそうならば、「昔にさかのぼればさかのぼるほど、よい時代になる」と言わなければならなくなるからだ。

平成よりも、昭和が、昭和よりも大正が、大正よりも明治が、明治よりも江戸時代が、江戸時代よりも、戦国時代が、戦国時代よりも平安時代が、平安時代よりも古墳時代が、弥生時代よりも、縄文時代が・・・

本当にそうだろうか。

イエスの時代は黄金時代だったのだろうか。

闘技場で、人と野獣が戦ったり、人と人が殺し合いをするのを見世物にする時代が今よりもよかったのだろうか。

自由市民よりも奴隷の数のほうが圧倒的に多かった時代が、今よりもよかったのだろうか。

今よりも、神にささげるために子供を火の中に投げ込む時代がよかったのだろうか。

プレ・ミレの論法をとると、「よかった」と結論せざるを得なくなるのだ。

明らかに、プレ・ミレは、反キリストを賛美する学説である。

福音の勝利を説かないからだ。

福音が世界に広がる中で、聖霊が世界の文化を聖めていき、世界は徐々に改善されてきたと考えないのであるから、この学説は、反聖書、反福音、反キリストである。

時間とともに、福音は世界に広がり、諸国民に福音が伝わり、文化を変えていった。

この過程を「悪化」ととらえるのであるから、明らかにプレ・ミレは反伝道主義である。

伝道しないほうがよかったということになるのだ。

どうして、このような稚拙な間違いをするのか。

クリスチャンよ、目を覚ませ!

 

 

2008年11月25日

 

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