金融危機が再発し、紙幣が増刷され、そして戦争が起きる by マーク・フェイバー


反国家、反社会主義のオーストリア経済学派のシンクタンクLudwig von Mises Instituteの会議で、有名な投資家で、“Gloom, Boom and Doom Report”の発行者でもあるマーク・フェイバーが金融危機について講演を行い、未来予測をした。
http://biggovernment.com/amellon/2010/05/23/faber-nations-will-print-money-go-bust-go-to-war-we-are-doomed/

これから、通貨切り下げが起こる。そうすると、株価が暴落する。メキシコのペソが80年代はじめに95%下落したときにそうなったように。

今後は、商品、とくに金など貴金属がよい。田舎に住宅を持つとか、資源(水は石油など)と結びついた新興国の普通株を所有するのもいい。これからアジアに経済の中心が移るので、アジアのほとんどの国の株、とくに、日本株がいい。

西側の完全崩壊を避ける手段は存在しない。最初の崩壊は2008年に起こった。金融システムは破綻したが、死んではいない。次の段階では、もう一度破綻するだろう(これには5−10年未満かかるだろう)。

西側は、政治的に有効なオプションとして紙幣を増刷するだろう。そして、最後には戦争に突入する。我々はこの運命を避けることができない。

 

 

2010年5月25日

 

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