日中戦争・太平洋戦争を新しい視点で見てはどうだろう


(1)
先日、仕事で、Foreign Affairsという雑誌を読んだ。これは、かの悪名高いCFR(外交問題評議会)の機関紙である。

その文章のユダヤ人筆者によると、現在、イスラエルとイランとの間に戦争がはじまろうとしている。

これはおそらく確実だろうと思う。

先日のヒズボラによるイスラエル攻撃はひどいものだった。イスラエルの中心に向けてミサイルを雨のように打ち込んだ。

ヒズボラの背後にはイランがいる。イランは様々な形でヒズボラを応援していた。

イランを叩かねばイスラエルは生き残れない。なぜならば、イランは核を持っているから。

イスラエルはネオコンを通じてブッシュを動かし、アメリカをイランとの戦争に巻き込もうとしている。

さあ、イランは日本の安定的原油供給国であり、イランが叩かれれば、当然日本に影響は必至だ。

チェイニーの来日は、イランとの戦争に関しての了解を取り付けるためだと推測されている。

(2)
しかし、どうしてヒズボラは勝てない戦争を仕掛けたのだろうか。

ヒズボラはイスラエルの攻撃を受けて壊滅的な被害を被った。

私はいつも不思議に思う。

アメリカが軍事支配する国々の指導者はどうしてアメリカそしてイスラエルという世界を支配する国々に対して無謀な戦いを仕掛けるのだろうか。

どうしてもこう考えざるを得ない。

悪がきを育てて、問題を起こし、アメリカやイスラエルを攻めさせ、そして、叩き、そこを支配する。

アメリカの支配拡大の方法は、昔から変わらないのではないだろうか。

ヒトラーは、アメリカから資金援助を受けていたことが明らかになっている。

ヒトラーを動かして、戦争をさせ、そして、叩いた人間はアメリカにいた。

(3)
となると、日本はどうだろう?

日本にもアメリカが育てた悪がきはいなかったのだろうか。

こういう視点で見ていくと、おそらく驚くべき人物の名前が挙がるに違いない。

日本の一部指導者の暴走と、日米開戦。

アメリカに雇われて、日本をあらぬ方向に導いた奴は本当にいなかったのだろうか。

私には、日中戦争へ突き進むことになった軍の暴走に何か鍵が隠れているように見える。

 

 

2007年2月27日

 

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